2012年10月30日

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ティグアンエンジンチェックランプ点灯です。
新車から4年、故障するのは早いような気がします。
保障期間ならよかったのですが、そういうわけにもいかず故障診断の依頼。
AUTELのDS708で点検。
00851を出力。
VWメーカ保有コードなのでロステックのページでチェック。
N276のレギュレターバルブの機械故障と出ます。
症状的にはチェックエンジンランプが点灯し、エンジンのかかりが悪いです。
ドライバビリティには特に問題ないようです。

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N276といわれてもピンときませんので今度はマニュアルを開いて点検します。
N276と高圧フューエルポンプのとこについている圧力調整弁です。
このお車は、低圧側の燃料ポンプと高圧側の燃料ポンプを二つ使いより噴霧状態をよくするシステムを採用しています。
いわゆる、直噴エンジン。
ただ、本当にこのコード通りバルブが悪いのかというと微妙なので点検していきます。
部品的には、10万円位する部品です。
慎重な点検が必要とされます。
ちなみに、ディーラーでは燃圧センサーが悪いと言われたみたいです。
私も、実はそうじゃないかと思いましたが、点検して決めたいと思います。
まずこのコードがでて、考えられる原因がいくつかあります。

1.低圧側ポンプの故障
2.燃圧センサの故障
3.レギュレターバルブの故障
4.ECUの故障

じゃあ、点検していきます。
低圧側の燃料圧力を測定します。
約6キロあります。
これは、低圧のポンプのモジュールが6キロにしなさいよと命令しているので正常です。
このことから、1の原因はなさそうです。
次に燃圧センサの数値をVCDSでチェックします。
グループNO106にあわせ点検します。
燃圧の実測値とECUの命令値が見れます。
実測値は6.5キロと出ますが、ECUは40キロにしなさいよといっております。
この値は正常なのか異常なのかがわかりません。
ちなみにセンサが壊れると、ある特定の値に固定するとマニュアルに記載があります。
これまた、点検です。
メーカマニュアルは、特殊工具があり診断機で測定するみたいですが、そんなものありませんので知恵を使います。
センサの場所を調べて点検します。

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点検方法は一度外します。
外したら、エアガン吹く。
自分とこの工場のコンプレッサーの圧力は11~13きろぐらいなのでこれが正確に計れれば大丈夫です。
インマニの間についていますので非常にはずしにくいです。
外しましたらVCDSの値を見ますが、1キロぐらいを支持しています。
エアガンで吹くと11キロぐらいです。
このことから正常なのが判ります。
2番の線はこれで消えました。

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ただ、この場所インマニのあいだといいましたので、普通の工具では無理です。
特殊工具もちろんありませんので、工場にある持ち合わせの工具を切断し、自作工具で対応です。
ちゃんとトルクでしめることができます。

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途中になりますが、時間の関係でまた今度。
結果はどうなるか・・・
では、また・・・・・・・




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