2014年10月17日

再現性の難しさ

こんばんは!!
ようやく体が自分スタイルに戻ってきました。
どうも、一度プツンと切れたものを戻すというのは時間がかかる歳になってきたとつくづく思う今日この頃です。
また今日から、頑張ろうそんな気持ちでパソコンのまえにいます。
「世表に立つ」その言葉がづっとひっかっかています。
非常にありがたいお言葉、ありがとうございました。

カングーATフルード交換です。
使うフルードはお客様指定のアッシュVFです。
交換方法は、下抜き、上いれ、ミッションの油温が60度付近で多い分を抜くそんな感じです。
診断機は、マキシスでいきます。
マキシスは、ブルートゥルースなので、車両からはなれてもライブデータがみれますので非常に便利です。

まずは、ドレーンから緩め、次にオーバーフローパイプ。
抜いたフルードは、非常に綺麗でした。
排出量は、だいたい3リッターぐらい。

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次はフルードをを入れ、温度管理の下、排出。
排出温度は、58度から68度。

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次は、パワステフルードの交換です。
リザーバタンクから交換します。
使うフルードはそのままアッシュVFです。
まず、フィルターをはずします。
フィルター物凄く硬いですが、ひるまず引っ張り引っこ抜きます。
若干、鉄粉がついていますので、綺麗にしてきます。
タンク内も結構な鉄粉が溜まっていますので、そちらも取り除きます。
フルードは、走行後にもう一度交換し計2回交換しました。

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次に、追加ご用命のエンジンチェックランプ点灯。
エンジンチェックランプ点灯するが、走行状態としては特に悪くなく普通に走れます。
診断は、マキシスでみていきます。
選択項目はルノー。
見比べた事はないですが、純正機クリップとさほど変わらない診断は出来るのではと思っています。
診断結果は、

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エンジン故障コードなし、ミッション故障コードに出力軸回転センサーの異常が入っています。

次に、EBD2でもチェックします。

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OSS系統不具合。OSS(アウトプットスピードセンサー)
フリーズフレームデータ(故障コードが点灯した時のクルマの状態)をみると車速が255キロ???
ちなみに255キロは、診断機で見れるマックススピードです。
ただ、この故障コード点灯しても診断機で消去するとすぐ消去できます。
おそらく、一瞬の不具合ですが、チェックエンジンは正常サイクルが続くまで点灯する仕組みだと思います。
取り合えず、故障コードを一旦消去。
先ほどのミッションの故障コードとエンジンチェックランプを切り分けるため出力軸回転センサーのコネクタを切り離し走行テストします。
結果、関係ない。
ただ、出力軸回転センサー自体劣化はしているみたいです。
トルクコンバータの回転を見ているので、故障すると変速がスムーズに行かなくなります。
ただ、完全に故障するとメータないのATランプがつくので何かしらの異常はお客様でも感じる事ができます。

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ルノーダイアロジをつかい基準値を調べます。
センサー単体の抵抗値は基準値を大幅に外れています。
データが間違っていないか確認するために、入力軸回転センサーも点検します。
こちらは、約300Ω正常です。

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この点検でミッション関係の不具合とチェックランプは切り分け出来たので、次はルノーVISUと相談。
車速は、4輪の車輪速センサーをもとにABSモジュールで車速にし、エンジンコンピュータとメータに出力しています。
ということは、ここら辺に問題があるのかと思いこちらも点険。
ABSモジュール、メータ裏も点険特にショートしている配線がみつからない。

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配線自体は、ABSモジュールからミッションの上を通り、エンジンコンピュータに行く感じ。
一つ気になったところは、エンジンコンピュータのコネクタをはずし点検すると中のゴムが切れていてコネクタがうまくはまらない。

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色々、見るも人の手が何回も加わった形跡がある。
配線の束ねているハーネステープがところどころまきなおした形跡がある。
シフトワイヤーもインシュロックでとめている。
モジュール上部のコネクターかばのインシュロックがついていない。
その後、試運転を繰り返すも、エンジンチェックランプがつくこともミッションの故障コードが入る事もなくなった。
ということは出力軸回転センサー自体悪くなってきているもコネクタの接触不良が濃厚。
エンジンチェックランプも線の接触不良なのか?
明確な原因がつかめなければ、修理したとはいえない。
機械なので、どこかに原因はいるはずなのだとは思うが、症状がでなければ始まらない。
再現性の難しさ、沁みます。



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