オレと親父の整備記録:エンスト

2012年07月25日

エンスト

エンストするラパン。
今は症状出ません。
現在の故障ｺｰﾄﾞ：ゼロ
そんなときは、過去の故障ｺｰﾄﾞ。
しっかり履歴が残っていました。
カム角センサNO.1系統（クランク角センサ）とVVT系統異常です。

VVT、吸気側のバルブﾀｲﾐﾝｸﾞを変え低負荷時、高負荷時に適度な空気量を吸収しより良い燃焼をさせるシステム。
VVTシステムを作動させるには、エンジン回転数（クランク角センサ）、ｴﾝｼﾞﾝ負圧（ﾊﾞｷｭｰﾑセンサ）、水温（水温センサ）、スロットル開度（スロットルポジションセンサ）などの値を元にアクチュエータであるコントロールバルブの動きを算出して吸気側のカムｼｬﾌﾄ動き開き具合を変えています。
で、カムシャフトの動きを監視する役目が、カムポジションセンサNO.2（カム角センサ）というものです。
センサーが現状を把握して、コンピュータが命令を出し、その後アクチュエータが出された命令通り動き、またその動きが正しく動いているか、コンピュータにフィードバックする。
んー、完璧な流れです。
ただ、今回はVVT異常この流れが崩れたんでしょうね・・・・
いやー、まるで男女の関係みたいですね。
メスにちょっとしたことで喧嘩になり、おら嫌だーとオスがすねているみたいな。
同じ方向性を向いている時は、いいんですけどね・・・・
ただ、今回のケースは、メス（コンピュータ側の出力値）が悪いのかオス（動かされるものもしくは監視役のセンサ）が悪いのかという事です。
とりあえず、オイルコントロールバルブを外しまず単体点険、動きに異常なるものがなかったこと、オイルの油路も綺麗そうな事などを踏まえて、クラセンだけ交換する事に。
クラセンが、なんかしらの信号異常、もしくは信号の欠落がおきたのではと・・・・
こんな感じで、交換させて頂きました。
実際、クラセン、カム角センサみましたが、クラセンはオイルべったりでカム角はつるっとお肌のぷりぷりの状態でした。