オレと親父の整備記録:ブックマーク点灯

2011年10月29日

ブックマーク点灯

ブックマーク点灯で、お客さま自身部品持込で交換依頼。
交換するのは、レンジローバの中でも超有名な故障ブレンドモータだ。

部品持込とあり、つけた瞬間こりゃだめだということにならなければと思いながらの作業。
信用のおける業者さんの社外部品は良いが、違うところから入手するのは少し危険があるのがこの業界のオチである。
ありえないような話だが、多々体験した人はいるのでは・・・

まず症状の確認からしていきたいと思います。
右と左の噴出しの温度はかります。
左右で温度全然違います。
左が40度近くで右が10度付近です。
ブレンドモータで間違えなさそうです。

症状も確認できたので、交換していきたいと思います。
この作業実際は、ダッシュボード取り外す作業ですが、外さず作業していきたいと思います。
かなり、指つりそうになります・・・
センターパネルばらしていきます。
コネクタ間違えないように、エフをあらかじめ用意して取り付けます。
もともと、コネクタ色分けしてあるのですがどこにでもつくので注意してください。

次にメータばらしていきます。
ここで、注意です。
メータばらしたら、ＩＧＯＮなどには絶対しないで下さい。
ｴｱバックのランプつきっぱなしになります。
昔々の苦い思い出です・・・・
メータばらすと見えてきましたブレンドモータ。

下からも確認しようとカバーを外したところ水漏れ発見しました。
コレも有名どこの一つです。
ヒータマトリックスのＯリング。
お客様に連絡し、部品交換させてもらいます。

ヒータマトリックスＯリングは、部品2日ぐらいかかるそうなので、ブレンドモータ交換していきます。
内外気モータ外していきます。
狭い隙間ですが何とか外れます。
その次のモータが微妙です。
本当に狭い隙間を外します。
何度かダッシュ降ろしたほうがやりやすいだろうと思いましたが、見積もりで金額言ってありますので意地で外しました。
次は、反対のブレンドモータです。
グローブボックスのネジを外し、ロック外しアクセスします。
こちら側は、難易度低いです。

3個一対のモータ全て外し、取り付け作動確認します。
ここで、メータは確実につけてＩＧＯＮです。
先ほどの注意忘れないように・・・
特に問題なさそうなのでホッとしました。
ヒータＯリング交換する途中まで組みつけたいと思います。
ヒータＯリング届きましたので、交換します。
まず、2本のパイプを止めているネジをとります。
完全にとるとつけるの大変なので、車両側に残して起きます。
次にエンジンルームに回って、2本のﾎｰｽをぐいぐい引っ張ると外れます。
かなりの力技です・・・
ヒータＯリング外すとわかりますが、カチコチです。

Ｏリング取り付けも完了しましたので組み付けます。
水漏れ、ブックマーク点灯しないことを確認し、最後にＴ４診断をディーラーでしてもらい履歴消去です。
ＤＳ７０８もエアコン対応していますが、仕様の違いでかまだ見れませんでした・・・
そのうち、見れるようになることを願います。
でも、エンジンとミッションは見れました。
まず、1歩前進です。
期待が希望の光が見えてきました。

全ての作業が終わり納車したのですが、お客様よりメールが・・・・

時計が少し遅れるようになったと。
レンジローバマニュアル（ＲＡＶＥ）で確認していきます。
やっぱり特殊では、ありませんでした・・・
コレで配線関係ではないです。
偶然重なる故障、ショックです・・・