2011年01月13日

h16ポロ エンジン吹かない

H16年式のvwポロ 走行中エンジンが突然吹かなくなり、車が停まってしまった。
その後、すぐには、エンジンがかからなくも何とかエンジンがかかり走行可能で当社に入庫。
入庫したときの、エンジンの状態を耳で遠くから聞く分には、別に調子悪そうなきはしなかった・・・。
再始動後、しばらくはエンジンチェックランプの点灯が確認されたみたいだが、私が見たときには、消えていた。
車の診断コネクタにテスタをつなぎ、チェック。
メーカ診断
VAGコード(フォルクスワーゲン独自のコード) 17550 
EOBD (ヨーロッパOBD規格)     P1142
いずれも同じコードを意味する。
英語の部分を翻訳してみると、断続てきな、間欠的な故障らしい・・・
故障の系統としては、負荷計算ー信号過小とでる。
考えられる要因は、
スロットルコントロールユニット・map(圧力)センサ・APP(アクセルペダルポジション)センサなどがあげられている。
ちなみにこのテスタ、OBDコードも読めるので診断
OBD診断

OBDコード P0106 インマニバキュームセンサ機能不良を出力
これを見る限りでは、バキューム(MAP)センサが怪しく思えるのだが、これだけで判断するには少々材料不足・・・

フリーズフレームデータ(チェックランプ点灯時の車両の状態)を見ることに
フリーズフレーム1フリーズフレーム2

フューエルシステムの状況を見ますとCL(クローズドループ)
これは、O2センサの信号による空燃費フィードバック制御を実行中という意味。
エンジン負荷値は、5.1%
エンジン水温は、  60℃
ここまでは、なんとも感じられなかったが、次の値、これはおかしい。
Short Term Fuel Trim (補正値) -38.3%
Long Term Fuel Trim (学習値)3.9%

この二つの値は何を意味するかというと、空燃比(空気と燃料の割合)の補正する量である。
簡単にいうと、補正値は今現在の車の状態を言う。
この車で言うと、-38.3%(今現在)燃料を薄くしようとしている。
このことから燃料が濃い状態が予測できる。
次に学習値は、今以前のトータル的な補正状態をあらわしている。
この車では3.9%だから基本の噴射量から3.9%を増量していることになる。
だから、いままでは、空燃費が薄い状態で走っていたので、少し濃くしようと働いてたみたいだ。

二つを合わせると。基本噴射量から、3.9%濃くしようとした状態から、何かの故障によりー38.3%燃料を薄くしようとしている。トータルするとー34.4%になる。
この値、通常は±10%位にとどまる。大体この値が、20%超える場合は何らかの不具合が車に起こると言われている。
O2センサの信号を元に算出されているため、O2センサの値を見てみたいがデータがない。
今、車の状態は、正常に戻ってしまっている。

その後、試運転を繰り返したが、症状がでない。
データを見る限り、突然起きた故障ぽいので、お客様に車を納めることに・・・。
このまま、故障しなければいいですが・・・。
心配です・・・。

今回は、修理のデータを残すために記録。ながなが書いてすいませんでした。
もし、再入庫あれば、またアップします。












 





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